笑ゥせぇるすまん 

初期アニメのあらすじ一覧

第2話「イージー・ドライバー」

<今回のお客様>

サラリーマン:浦成平一(44)

 

<あらすじ>

四吾木教習所に通う浦成はマニュアル車をエンストさせるなど、一向に運転技術が向上しないまま悩んでいた。


一人教習所の草むらに座り、周りの生徒を横目に落ち込んでいたところ、唐突に喪黒福造が現れる。

 

子どものために免許を取ろうと頑張っているのに取れないことを嘆く浦成に、喪黒は個人教授の顧客を探していると言う。
ドライバーに必要なのは、「人間への愛情と思いやり」であり、親切丁寧、優しさをモットーに個人教授をしたい、そして浦成を初めての顧客にしたいと逆指名。
すでに教習所に料金を支払っていることを理由に渋る浦成に、喪黒は無料であると言って、半ば強引にドーン!!する。

 

空き地で待っているといきなりオートマチック車の高級外車に乗った喪黒が現れ、驚く浦成。
喪黒は運転免許も持っていない浦成にハンドルを握らせ、アクセルを踏ませる。
早速パイプに車をぶつけるが、喪黒は保健には一エイルから大丈夫だと言う。
更に左折に失敗して車に傷をつけ慌てる浦成に、喪黒を石を持ち、車にさらに大きな傷を付け「大きな傷を付けないと保険が下りないから」という。

 

「いくら高くても物は物。物をあまり大事にしたり執着しすぎると人を軽く見るもととなるのです」という喪黒。

夜になると、車はあっという間にボロボロに。落ち込む浦成に、喪黒は「そのちょうしなら1週間で合格できるでしょう」という。

 

次の日の夜、新しい車に乗り、実際の路地でS字やクランクに路地で挑戦するが、浦成の技術は相変わらず下手で、車はどんどんとボコボコになっていく。
ついに行き止まりにぶつかり、廃車になってしまう。

 

その後、魔の巣で喪黒に二台も車を壊したのに、なぜ自分にここまで優しくするのか尋ねる浦成。
偽善的な報酬は求めず、感謝することが目的なのだという喪黒。
その後ベロンベロンになった浦成は、今ならすいすい運転できるだろうと酔っ払いながら言う。

 

そんな浦成の言葉を受け、喪黒が持ってきたのは大型のトラック。しかも、それは他人から盗んだ車だった。
酔っ払った浦成は勢いよく車を運転し、他人の車をも跳ね飛ばしてはどんどんスピードを上げて走らせていく。
パトカーが追いかけてくるも無視、赤信号も無視、しかし、ついには歩道に乗り上げ、他人の家を横切り、最後はラブホテルに突っ込んで警察官に捕まる。

 

助手席に喪黒はおらず、「これであの人は一通り運転をマスターしたことでしょう。それにしても、一体いくつ交通違反が重なったのでしょう、楽しみですねぇ」と行って立ち去るのだった。