笑ゥせぇるすまん 

初期アニメのあらすじ一覧

第3話「ともだち屋」

<今回のお客様>

サラリーマン:青井達夫(22)

 

<あらすじ>
仕事が終わり、それぞれの社員がデートや麻雀などに行こうと席を立つ。

麻雀のメンバーが足りないという同僚社員に、自分で良ければと名乗りを上げる青井だが、同僚から断られ、落ち込んでしまう。


おまけに上司から「仕事がないならさっさと帰れ」とまで言われ、予定が無いまま渋々家に帰る青井。

アパートで観葉植物や金魚の世話をしながらカップラーメンをすする青井。楽しそうにアフターファイブを楽しんでいるだろう同僚を想像して悔しがる青井。


そんなところで玄関に突然現れる喪黒。何屋かと問う青木に、喪黒は「ともだち屋」だと名乗る。

喪黒は沢山のビルが建つのに比例して孤独な人が増えており、こうした人に夢と希望を与える素敵な友達を紹介するのが仕事だという。

 

そうして青木は若い女性「白木純子(20)」を紹介する。紹介するだけであとは二人の自由意志を尊重すると言う。(喪黒を挟まずに実際にあっても良い)
ただ、実際に会うまでにはよく吟味しなければならず、その方法としてテープによってお互いの気持ちを確かめるのだという。
具体的にはテープに白木の声が吹き込まれており、それに合わせて青木が白木の質問に答えるという形式だった。
気に入らなければ別の女性を紹介し、お金も、消費税も一円ももらわないという。

 

翌日、屋上でテープを聴いているところを「青木が女性と逢い引きしている」と同僚の間で噂になり、盗み聞きしにいく同僚。
しかしうっかりくしゃみした同僚は青木に気付かれ、青木はと慌ててテープを持って逃げるのだった。

 

そんなときに再び喪黒福造が応接室に現れる。ぜひ白木に会いたいと願う青木だったが、喪黒は条件として手紙を書くことを挙げる。
さらに青木と白木の二人が並んでいる写真を合成して青木に渡す喪黒。

その晩、喪黒からもらった写真を眺めながらラブレターを書く青木だが、後ろのテレビでは、OLを狙った痴漢が多発しているとニュースで流れる。

 

翌日、上司に報告書の出来を褒められる青木。席を外すと同僚に喪黒が合成した写真をうっかり見られてしまい、隅に置けないやつだとからかわれる。

 

家に帰ると、白木から手紙が届いており、今度の火曜に新宿西口公園で会いたいという手紙が書かれていた。
すっかり白木に浮かれていた青木は、観葉植物や金魚の世話をやめてしまい、観葉植物は枯れ、金魚は死んでしまっていた。

 

翌日公園に向かい、花束を持ってうろうろしていると、白木の呼ぶ声が聞こえる。そのベンチに腰掛け、白木に話しかけると、プレゼントがあると言われ、紙袋を受け取るように言われる。
言われるがまま紙袋を受け取るが、その瞬間ベンチに倒れる白木。心配した白木を青木が起こすと、それは人形だった。
草むらから青木見ていた喪黒福造すかさずがスイッチを押し、痴漢だから助けて!という白木の声が周りに響き渡る。慌てた青木だが、周りにいた人に取り押さえられ、えん罪だと訴えるも受け取った紙袋からは女性物の下着が入っており、決定的証拠として警察官に捕まってしまう。

 

喪黒福造は、そんな青木の姿を見て、これで一躍有名になり、彼はもう孤独じゃ無いないですね、と言って野次馬の群れからそっと去って行くだった。